【採用担当の本音】履歴書の顔写真は必要?採用側が見ているのは、顔ではありません

応募書類

「履歴書の顔写真って、載せたほうがいいの?」

迷っている方は多いと思います。

最近は、写真を載せないケースも増えてきました。プライバシーのこと、外見で判断されたくないという気持ち。どちらもよく分かります。

こんにちは、採用に関わる仕事を10年ほどしている、はれまです。

今日は、受け取る側から見た正直なところをお話しします。

先に言っておくと、見ているのは顔そのものではありません。

結論:写真がないことを理由に、見送ることはありません

まず、いちばん心配されているところから。

写真がないという理由で見送ることは、ありません。

そもそも、写真のない履歴書は珍しくありません。

私の体感では、エージェント経由でいただく書類のうち、3人に2人は写真がないくらいです。

つまり——載せていないほうが、多数派です。

「マナー違反ではないか」「意欲が低いと思われないか」と心配されている方がいるかもしれませんが、そこは気にしなくて大丈夫です。

ただ、写真があったほうがプラスに働く場面も、確かにあります。順にお話しします。

そもそも、写真を出す場面は限られています

意外に思われるかもしれませんが、あなたが顔写真を出す場面は、思っているより少ないです。

応募の入口によって、まったく違うからです。

応募の入口顔写真をいつ出すか
スカウト型のサービス登録時は不要。面談も顔が分からないまま会う。正式応募で初めて提出
エージェント経由書式による。写真がないことのほうが多い

スカウト型のサービスの場合、登録の段階では顔写真を出しません。

企業側は、顔が分からない状態でプロフィールを見て、スカウトを送っています。

そのあとの面談も、顔を知らないままお会いすることになります。

私が顔写真を見るのは、選考が進んで、正式に応募していただいた段階です。

面談のことは、こちらに詳しく書きました。

一方、エージェント経由の場合は、履歴書と職務経歴書がセットになった書式で届くことが多いです。この書式には、写真がある場合とない場合があります。

つまり——写真を用意するかどうかで悩む前に、そもそも出す機会が限られているということです。

それでも、写真があると効く場面があります

では、写真は意味がないのか。そうではありません。

書類を見ていると、はっきり「通過」「見送り」と決まる方ばかりではありません。

むしろ多いのが、判断に迷うゾーンです。

このとき、写真があると——「会ってみたいな」と思える材料が、ひとつ増えます。

逆に、判断する材料が少ないままだと、迷いがそのまま見送りに傾きやすい。

ここは誤解しないでいただきたいのですが、顔立ちが良いかどうかの話ではありません。

判断材料がひとつ多いか、少ないか。それだけの話です。

見ているのは、顔ではなく表情です

では、写真の何を見ているのか。

正直に書くと、表情です。あとは清潔感と、全体の第一印象。

逆に「もったいないな」と感じるのは、この2つです。

・表情が暗い
・元気がなさそうに見える

これも、顔立ちの話ではありません。

同じ方でも、撮り方や表情で、写真の印象はまったく変わります。

営業のように、お客さまと直接お会いする仕事の場合は、もう少し先まで考えます。

「この表情の方がお客さまのところに伺ったら、どんなふうに受け取られるだろう」

そういう見方をすることは、正直あります。

だからこそ——笑顔まではいかなくても、少し表情をゆるめて撮る。それだけで、伝わるものが変わります。

意外と多いのが「顔が小さすぎる写真」

ここは、いちばん実用的な話かもしれません。

けっこう気になるのが、写真の中で顔が小さすぎることです。

なぜか、顔がずいぶん小さくしか写っていない写真が、実際にあります。

そうなると、表情がよく分かりません。

せっかく写真を用意したのに、伝わるはずの情報が伝わっていない。これは本当にもったいない。

そして、これは容姿とはまったく関係のない話です。純粋に、撮り方の問題です。

写真の枠に対して、顔が適切な大きさで収まっているか。

撮ったあとに一度、確認してみてください。それだけで防げます。

写真の印象と、実際にお会いした印象は違います

もうひとつ、正直な話を書きます。

写真から受けた印象と、実際にお会いしたときの印象は、けっこう違います。

これは、面接官同士でもよく話題に出ます。

顔立ちが違う、という意味ではありません。写真から感じていた雰囲気と、目の前にいらっしゃる方の雰囲気が、なんとなく違う、ということです。

だから——写真を作り込みすぎても、あまり意味がないと思っています。

ちなみに、写真館で撮ったのか、証明写真機なのか、ご自身で撮ったのか。

私には、正直まったく区別がつきません。

お金をかけて撮り直すかどうかで悩んでいる方がいたら、そこはあまり気にしなくていいと思います。

「3か月以内」は守るべき?

履歴書の写真については、こんな目安が知られています。

撮影から3か月以内。長くても6か月以内。

ハローワークの案内や履歴書の様式に、この数字が出てくることがあります。

ただ、パスポートや運転免許証と違って、法律で決まっているわけではありません。あくまで慣例です。

では、受け取る側はどう見ているのか。

正直に書くと——分かりません。

「明らかに古い写真だな」と気づいたことは、私にはありません。撮影日が書いてあるわけでもありませんから、判別のしようがない、というのが実際のところです。

だから、期限の数字そのものに神経質になる必要はないと思います。

ただし、ひとつだけ気をつけたいことがあります。

さきほど、写真の印象と実際にお会いした印象は違うことがある、と書きました。

古い写真は、このズレを大きくします。

髪型が変わった。雰囲気が変わった。そういう状態で何年も前の写真を使えば、お会いしたときの落差はそれだけ大きくなります。

つまり——大事なのは「何か月以内か」ではなく、「今の自分と印象が合っているか」です。

鏡を見て「これは今の自分と違うな」と感じたら、そのときが撮り直しどきだと思います。

まとめ

・写真がないことを理由に見送ることはない。エージェント経由では3人に2人が写真なし
・そもそも、写真を出す場面は限られている。スカウト型なら面談まで顔は分からない
・ただし判断に迷ったとき、写真があると材料がひとつ増える
・見ているのは顔立ちではなく、表情と清潔感
・もったいないのは「表情が暗い」「元気がなさそう」に見えること
・意外と多いのが、顔が小さすぎて表情が分からない写真
・写真の印象と実際の印象は違う。作り込みすぎても意味がない
・写真館か証明写真機か自撮りかは、正直区別がつかない
・「3か月以内」は慣例で、法律の決まりではない。古いかどうかも、こちらには分からない
・大事なのは期限より、今の自分と印象が合っているか

顔写真について、いちばん伝えたいのはこれです。

きれいに写ることを目指す必要は、ありません。

大事なのは、あなたの表情が、ちゃんと伝わる形になっているかだけです。

顔が小さすぎないか。表情が固まっていないか。今の自分と印象が合っているか。

この3つを確認したら、それで十分だと思います。

書類そのものの書き方については、こちらに詳しく書きました。

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